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2009年2月 5日 (木)

ブリードへの道①

私が、カブクワのブリードへハマった理由というか、今までの道を記していこうと思います。

私、本当に素人なんですが、たくさんの方に支えられてここまで歩んでこれました。とは言っても、まだ何も羽化すらさせていないんですが・・・

昨年までは、ひたすら採集採集の日々で、夏になれば二人の子供達と一緒に、コクワ、ノコ、ヒラタ、ネブト、ミヤマ、アカアシ、カブト等のポイントめぐりをしていました。採集は、その場で採って終わり(リリース)というパターンがほとんどで、お持ち帰りは、数を決めていた為、飼育は本格的にはしていませんでした。当然、メスは全てリリースしていました。しいて言えば、コクワとカブトはほっといても増えるので、勝手に累代を重ねているといった感じでしょうか。

二人の子供達も、採集は大好きで、朝3時でも起きてついてきます。子供達にとって、採集は大変意義があるものだと思います。今の子供達って、生き物の生死ってあんまり知らないんですよね。それに、私の住んでいるところは、まだまだ簡単に採集できる場所がたくさんあります。それなのに、子供達はそんなことすら知りません。

カブクワって、ホームセンターなんかで買うものだと思っているんです。だから、死んだらまたお金を出して買えばいいやって思っているんです。しかも、死んだカブトムシを持って、電池が切れたなんて言う子供もいたりします。本当に悲しいことですよね。生死のリアリティを知らないんです。痛みを知らないんです。命の大切さを知らないんです。だから、平気で他人を傷つけたり出来るんです。

命はリセットできません。生きているってことは、本当に大切なことです。そして、大変なことです。私は、それを知ってほしくって、子供達とカブクワ飼育をしています。

少年サッカーの指導者をしているということで、子供達を一緒に採集に連れて行ったりしています。やっぱり子供達は、みんなムシが大好きなんですよね。そしてみんなと行くから、楽しい。だから、連れていった子供達はみんな大喜びです。

ただ、当然みんなというわけにはいきませんので、連れていってあげられない子供達もいます。そんな子供達には、採ってきたカブクワを見せてあげるんですが、当然、みんなほしいとなる。しかし、そもそもそんなにお持ち帰りしませんから、みんなにはあげることが出来ません。

そこで、たくさんの子供達にもっともっとカブクワに触れさせてやれる機会がないかなぁって考えていた時に、ブリードなるものを知りました。

しかも、プレ企画っていうすばらしい機会があることも初めて知りました。ここでなら、オオクワを譲っていただける方がいるかもしれない、いろいろと教えてくれる方がいるかもしれない。そう思って、昨年の夏前に、初めての応募をしました。

そこは、私の想像以上に温かい場所でした。みんな本当に、親切にしてくれました。もちろん、今も本当に親切にしていただいております。感謝、感謝の日々の積み重ねです。みなさん大切に飼育してきた子達を、快く譲ってくれました。だから、私も大切に飼育しています。

私の目標は、子供達と一緒にカブクワ飼育をしていける環境、方法を整えること。そして、お世話になった人達への恩返しです。まだまだ簡単な道のりでは無いですが、一生懸命がんばりたいと思います。放虫問題が深刻な今、それも課題として残っています。

もちろん、採集もブリードも、私が一番ハマっているということは、言うまでも無いと思いますが・・・

次回からは、私の飼育種及びプレ企画等の経歴、ご協力をいただいている方々のご紹介をさせていただきたいと思います。

(次回からの記事紹介の為、勝手にリンクしてしまったところがありますが、この場を借りてお詫び致します。後日、改めてご挨拶にお伺いさせていただきますので、しばらくの間、ご猶予をお願い致します。まぁ、見てる人ほとんどいないと思いますが・・・)

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