ブリーダー!?。。。
それは、いつの頃からだろうか。。。
自分の中では、認めたくは無かったこと。
それを、当たり前のようにしていた。
それが、当たり前のように過ごしてきた。
この世界に入ったきっかけは、”国産オオクワガタ”。
そして、”プレ企画”。
以来、私は、ずっとその想いを大切にしてきた。
2つの想いを、大切に守ってきた。
そんなつもりだった。
でも、時が流れるのと同じように、そんな想いも、流されてしまったのかもしれない。
最近、そんなことを感じるようになった。
そんなことを感じることも、多くなった。
今から、4年半程前、私をこの世界に導いてくれた”家族山さん”からいただいた
初めての国産オオクワガタ。
それは、奇しくも、”能勢産”だった。
”猪名川”、”阿古谷”、”佐賀 神崎”、みんな一緒に、我が家にやってきた。
”国産オオクワガタ”の、その圧倒的な存在感と、初めて目にしたその凛とした姿に、強い衝撃を受け、深く感動をしたことを今でもよく覚えている。
あの時の感動。その気持ち。
いつまでも、忘れたくない、忘れてはいけないと改めて思う。
経験が浅い私には、決まり事や約束事のことはよくわからない。。。
何が正解なのかもよくわからない。
正解があるのかすら、私にはよくわからない。
ただ、違うということだけは、私でも理解が出来る。
グランをかけると、内歯が下を向く。
台湾をかけると、元通り。
なるほどなぁって思った。
計画的に、時間をかけて、自らの手で作り出していく。
それが、ブリーダーたる由縁なんだろうなということを何となくながら感じた。
ブリーダー。
ずっと、そう呼ばれることを認めたくはない自分がいた。
もともとは、里山での採集からこの世界に入った。
私がいたその世界、親子での採集は、いくつかのルールやモラルのある世界だった。
そして、そんな子ども達に、いろいろと伝えたくて、この世界に入った。
私は、ブリーダーとしての結果や称賛が欲しいわけではなかった。
だから、そう呼ばれることを拒むようなスタイルを自然と続けてきた。
勲章を残さずに。。。
結果を残さずに。。。
自らの意志で、誇り高きブリーダーを目指すことが無いように。。。
私にとってのブリーダー。
それは、非常に高貴な存在だった。
もちろん、今でも、私の中では手の届かないような存在である。
いつも尊敬の眼差しで見つめるだけの存在だった。
私には、そんなところを目指す余裕も無かった。
どんな時でも、子ども達に、笑顔を届けたかった。
ただ、そんな想いだけだった。。。
動かなくなったカブトムシを見て、”電池が無くなっちゃった”。。。
そんな子を目の当たりにした時、違うって思った。
ホームセンターで売られている、たくさんのカブクワを見た時、違うって思った。
まだまだ、周りには、たくさんの自然があり、たくさんのカブクワがいる。
そして、それは、命ある生き物。
そんなことを伝えたかった。
それは決して、サイズでもなければ、種類でもなく、もちろん、図鑑でしか見たことの無い外国産の大きなカブクワ達でもなかった。
すぐ近くにいる里山の昆虫達。
そんな大切なことを忘れていたのかもしれない。
そう強く感じるようになった。
それは、流されるままにきてしまった証、自分自身の責任なんだと思う。
私が、目指していたもの。。。
そして、これから目指していくもの。。。
どこへ進むべきなのか。。。
その答えが、未だ出せずにいます。。。
認めてはいても、決断が下せないままでいます。。。
ブリーダーと子ども達。
その両立が困難だったことを、自分の中で認めた今、どちらかを選択しなければいけません。
道は、前に進むことしか出来ませんが、進むべき道を選ぶことは出来ます。
自分の意志で、明日に進むために。。。
葛藤を続ける日々ではありますが、今日も、今を生きています(^^)
2013年3月 MINAMI
※文中、ご気分を害されるような表現がありましたら、申し訳ありません。
自分の気持ちの記録としての、私的な表現ですので、他意はありませんm(__)m
あくまでも、私見であり、結論ではありませんので。。。
いつものようにわかりにくい表現ですが^^;、ご理解をいただけたら幸いです。
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